LAN工事には主に”有線LAN工事”と”無線LAN工事”の2種類が。

有線LAN工事とはLANケーブル(有線)で機器を接続する方法のこと。 無線LAN工事とは電波(無線)で機器同士を接続する方法のことです。

では、結局のところオフィスには有線と無線、どちらが向いているのでしょうか?

LAN設備はオフィス環境に欠かせないものなだけに慎重に選びたいもの。

そこで、今回は有線LAN工事と無線LAN工事のメリット・デメリットをまとめます。 有線LANと無線LAN、どちらにするべきなのかぜひ参考にしてみてください。

1.有線LAN工事のメリット・デメリット

無線LANに比べると、有線LANはオフィス環境に好まれる傾向にあります。 では、なぜ有線LAN工事が選ばれるのか、メリット・デメリットを見ていきましょう。

有線LAN工事のメリット

まずは、有線LANのメリットからです。

通信環境が安定しやすい

有線LAN工事はLANケーブル(有線)によって機器を接続します。

LANケーブルはデータの通り道として、途中に障害物はありません。 その為、通信環境が安定しやすく、大容量データにも向いています。

顧客とのテレビ電話中に通信が乱れる、途切れるのでは困るもの。

安定して通信できる、これだけでも十分にビジネス向きと言えるのです。

セキュリティ対策がしやすい

有線LAN工事ではLANケーブルで接続した機器とだけ通信できます。

LANケーブルがつながっていないとネットワークに入れないということ。 つまり、第三者からネットワークに不正アクセスされにくいということです。

もし不正アクセスしようとするなら、オフィスに直接侵入する必要が。

セキュリティ対策がしやすいのも、有線LAN工事ならではなのです。

有線LAN工事のデメリット

次は、有線LAN工事のデメリットです。

接続環境が限られる

有線LAN工事では機器を1台ずつ手作業で接続していきます。

LANケーブル(有線)がつながっていないと利用できないため。 しかし、すべての機器がLANケーブルに対応しているわけではありません。

例えば、スマホやタブレットなどは基本的にLANケーブルの対象外です。

限られた機器、限られた空間でしか使えないのは不便とも取れます。

大掛かりな施工が必要

有線LAN工事はLANケーブルの敷設が大きなポイントです。

天井や壁、床などにLANケーブルを敷設し、各機器に接続と。 オフィスが広いほど、機器の台数が増えるほどに規模が大きくなります。

規模によっては数日、1週間以上かかるものも。

大掛かりな施工が、費用がかかるのは気になるところです。

2.無線LAN工事のメリット・デメリット

メリット・デメリットはあるものの、やはりオフィスには有線LAN工事が向いています。 では、反対に無線LAN工事にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょう。

無線LAN工事のメリット

まずは、無線LAN工事のメリットからです。

接続環境を選ばない

無線LAN工事では電波(無線)によって各機器を接続します。

その為、電波さえ拾えればどこからでも、誰でも接続できるということ。 パソコンだけでなく、スマホやタブレットからでも問題なく接続できます。

最近の無線LANルータであれば1台で一軒家をカバーできるほど。

接続環境を選ばないというのは、無線LAN工事の大きな魅力です。

施工(導入)がしやすい

無線LAN工事では無線LANルーターを設置し、各機器を設定するだけ。

先述した通り、スマホやタブレットなど携帯端末からでも接続できます。 有線LAN工事のようにLANケーブルを敷設する必要はありません。

当然、天井や壁、床などに大掛かりな施工をする必要もない訳です。

導入がしやすいと同時に、工事の費用も大幅に削減できるでしょう。

無線LAN工事のデメリット

次は、無線LAN工事のデメリットです。

通信環境が乱れやすい

無線LAN工事では電波(無線)が届かないと通信できません。

電波というのはちょっとした障害物にも通信が影響されやすいもの。 天井や壁はもちろん、鉄製の戸棚なども障害物になるのです。

また、無線LANは原因不明で途切れることが稀にあります。

安定した通信環境を求めるなら、無線LAN工事はちょっと不安です。

大容量通信には不向き

電波(無線)は通信環境が不安定になりやすいとのこと。

通信環境が不安定ということは、やり取りできるデータ容量にもばらつきが。 大容量通信を安定してというのは、無線LANでは難しいかもしれません。

自宅規模ならまだしも、オフィスでは十数人が同時に通信することも。

オフィス内のLAN設備として、無線LANはまだ主力にはなれないです。

3.まとめ

今回は、有線LAN工事と無線LAN工事のどちらを選ぶべきかまとめてみました。

有線LANと無線LAN、どちらにもメリットとデメリットがあり魅力的な選択肢です。

しかし、安定した通信環境と、安心できるセキュリティを考えるのなら有線LANが。 少なくとも有線LAN工事を主体に、オフィス環境を考えるのが現実的と言えます。

もちろん、有線LANが苦手な部分を、無線LANで補うというのはおすすめです。

ぜひ、紹介した内容を参考に、どちらを主体にするのか検討してみてください。